カーネステンクリームの使い方は?塗布回数と塗る場所に注意を

2020年01月29日
女性と話している医者

カーネステンクリームは、性器カンジダなどの真菌による感染症治療に有効といわれている外用薬ですが、日本の中ではエンペシドクリームと呼ぶ名前で販売されています。カーネステンクリームにはカンジダ症をはじめ、白癬や癜風などの真菌の増殖を抑えることができるクロトリマゾールと呼ぶ成分が2%配合されており、外陰部や亀頭などの性器や皮膚に生じるカンジダ症に有効な医薬品です。

性器カンジダ症の症状は外陰部のかゆみや発疹、膣内にも発症しやすい病気です。膣内に症状が起きているときには、カーネステンクリームと同じ有効成分を持つカーネステン膣錠を併用することで同時に治癒に繋げることができます。クロトリマゾールは真菌に対する殺菌作用を持ち、真菌の細胞に含まれる物質に対して選択的に毒性を発揮するなどの特徴を持ちます。真菌の細胞に含まれる物質のことをエルゴステロールと呼ぶのですが、この物質は人の体に存在するものではないので、人体に害を与えることはほとんどありません。

カーネステンクリームの使い方ですが、1日2~3回を目安に患部に塗布するだけですが、クリームを塗った後はなるべく患部が蒸れないようにすることが大切です。その理由は、クロトリマゾールに適応する真菌は、温かく湿った環境を好むもの増殖率を高めてしまうためです。クリームを塗るときには、患部への刺激を減らすためにも強くこするような塗り方を避けることも、カーネステンクリームの使い方のポイントの一つです。また、著しいびらん面や角膜・結膜などには使用することができませんし、薬剤への過敏症がある人は使用を控えることをおすすめします。

妊娠中(3か月以内)や妊娠している可能性がある人などは、かかりつけ医への相談を行った上で使用することも大切です。塗布回数は1日2~3回で、塗る場所は外陰部の患部ですが、手に付着しているカーネステンクリームは石鹸を使ってきれいに洗い流すようにします。白癬にも効果を持つ医薬品ではありますが、カーネステンクリームは頭皮の白癬に対して使用することができません。仮に指に残っているクリームを頭皮の白癬に塗布すると悪化する恐れもあるなど、手をきれいに洗い流しておくことを忘れないようにしましょう。手にクリームが付いた状態で目をこすってしまう、これも角膜や結膜などへの悪影響を与える部分、患部にカーネステンクリームを塗布した後はすぐに手洗いすることを忘れないようにしましょう。